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HSPを克服したい 内向型HSPの私が実際にやったこととその結果

緑の中の女性

HSPを克服したい――― HSPが人の持つ気質だということはわかっているけど、わかったところで生きづらい日々は相変わらず。仕事が終わればぐったりだし、親しい友人に会って楽しい時間を過ごした後だって疲れ果ててぐったり。本当に、これってどうにかならないの?
 
HSPさんの多くがそう感じているように、私も、まだHSPという言葉を知らなかった子どもの頃からもっと楽に生きたいと悩んでいました。今回は、内向型HSPのわたしがHSP、特に人間関係の部分を克服したくて実際にやったこととその結果を綴っていきます。

苦手な職業に就いてみた

▸▸ 【HSP適職】HSPの私がどうしても続けられないと思った仕事
 
HSPを克服したい、人ともっと楽につきあいたい。そう思い、苦手だと思う職業に就いてみました。
 
まだ、この時はHSP自体を知らなかったので、人との関係を上手く築けないこの性格を克服したいという気持ちでした。
 
私は幼い頃から人との関係に悩みを抱えており、それは大人になってからも変わらず。それでも、接客のアルバイトとかは上手くこなせていたんですね。たぶん、これってしっかりとした接客マニュアルがあったからなのかもしれない…と今になって思います。
 
で、たまたまチャンスというか機会をいただいて飛び込んでみたのが営業の世界でした。固定給ではなく完全歩合制。(成約して初めてお金がもらえるという、かなり思い切ったな…わたし笑)
 
はじめは良かったんです。トークの方法とか学びながら実践して、一人でも十分食べていけるくらいの報酬はいただきました。
 
が、しかし…。
 
フルコミッション(完全歩合制)なので、仕事とプライベートの境界がなく(というより、意識して作らず)、常に「オン状態」。自分でも気づけないくらい無理をしていて、最終的には自分自身が何者なのかよくわからなくなってしまい、数年間、本当に親しい人以外と接触できないひきこもりのような状態に。
 
HSPさんには、「オン状態」が続いた後には必ず「オフ状態」が必要不可欠です。

だったら適度に休めばいいんじゃない?

普通はそうかもしれませんが、HSPさんには「完全なオフ状態」が必要なんですよね。シャットダウンされた環境と言えばわかりやすいかも。
 
当時の私は、それこそ「努力すれば絶対に大丈夫」なんて思って行動して心のバランスを失っていきました。
 
もっと詳しい記事はこちら
▸▸ もっと楽に生きたい HSPとしての心地よい生き方と仕事

※誤解があるといけないので補足しますが、「営業」という職種というより、働く環境が私には合っていなかったということで、「営業」がHSPさんに向いていないということではありません。

占いに頼ってみた

目を閉じる女性

占い、特に星占い・西洋占星術です。占いはスピリチュアル系ですが、悩んでいた当時の私にとっての西洋占星術は、いわゆるふわふわとしたスピ系という位置づけではなく、もっと現実的なものでした。
 
最初は小学生の頃に始めた星占い。「〇〇さんは●●座だからこういう性格」という情報を予め知った上で、それに合わせて振る舞うという。今思い出すと当時の私の状態がなんと切実だったのかと胸が痛くなります。
 
これは、ある程度は上手くいっていたと思います。表面上は、ですけど。星占いに基づいて、内面の深いところで人との関係を築けたか?というと、それはできなかったなと思います。
 
最初のキッカケは人との関係をスムーズにしたい、という気持ちからでしたが、星占いが好きだったんでしょうね、それからずっと続けています。その後、バースチャート(ネイタルチャート)リーディングができるまでに。
 
星読みができるまでになって気づいたのは、目を(心を)向けるのは他者ではなく自分だということ。人となりを知るために始めた星占いでしたが、HSPさんは、自分のことをちゃんと知るといろいろなことに気づけるとわかったんです。
 
意外と、自分のことってわかっていないもので、バースチャートは自分を知るためにはとてもいいツールだという答えを見つけました。

心理学やコミュニケーションスキルを学んでみた

心の持ちようとか、もっと広い考え方を知りたい、もしかしたらそれでHSPを克服できるのでは?それと、もしかしたら私は人とのコミュニケーションの方法を知らないだけなのかもしれない。
 
そんな風にも考えた時期があり、心理学の本を読み漁ったり、コミュニケーションスキルを学びに行ったりしました。
 
心理学の本を読んだのはとても良かった、私に合っていたと思います。中でも「アドラー心理学」は、「え?もしかして今の私でいいんじゃない?」って思わせてくれましたね。

この「今の私でいいんだ」という気づきは、現在の私を創っていると思います。

そして、コミュニケーションスキルについては、とても良い学びにはなりましたが、人との関係に対する苦手意識がコミュニケーションスキルにあるとは思えなかったですね。そこが問題というわけではないんだな、と思いました。
 
HSPさんは物事をとても深く考え、また、高い共感力が備わっているために人の気持ちにとても敏感だったりします。そのため、相手のことを考え、発する言葉をとても慎重に選びます。
 
ですので、必ずしもコミュニケーションスキルが無いわけではなく、逆にとても豊かなコミュニケーション能力があると感じます。

自分の価値を信じ抜く

▸▸ HSPとは?具体的な4つの特徴「DOES」を知る

克服とは、努力して困難にうちかつこと、困難をのりこえることだと書いてありました。HSPを克服したくていろいろとやってきましたが、ふと、果たしてHSPは本当に「困難」なのか?という問いが頭に浮かびました。
 
確かに、HSPさんは感じる力が強かったり、とても繊細で敏感であるために「生きづらさ」を感じることが多いと思います。でも、それは逆に言えばその人の持つ個性であり、才能であり、資質だと思うんですね。
 
HSPを克服したい、もっと楽に人とつながってみたい、そう思ってしていろいろやってきてわかったのは、

HSPって克服するものじゃないよね
打ち克つ必要ある?


ということでした。
 
HSPを克服したいと思うことは、ある意味、自分自身が生まれながら持っている素晴らしい部分も否定することにつながっていくんじゃないか、そんなふうにも思いました。
 
人が内面に持つものってひとつじゃなくて、とても複雑で無限だと思うんですよ。例えば、HSPさんは過敏だと言われますが、それは非・HSPさんがキャッチできないものをちゃんと捉えているということ。人が気づかないところもちゃんとキャッチして活かすことができるという才能です。
 
物事の価値には、表と裏、陽と陰、ポジティブ側とネガティブ側、というように、必ず両面があって、そのどちら側を見るかでその人にとっての価値が決まってしまいます。
 
私は自分のネガティブ側にフォーカスしてきたのかもしれない、と思いました。その反対側にはちゃんと素晴らしいものがある。それがHSPさんの持つ個性であり、才能であり、資質。

そこに気づいてあげられるのは自分、なんですよね。もっともっと自分を信じよう。自分が持っている価値を信じて高めていこう。

自分は何が好きで、どんなことに心地よさを感じ、どんな環境であれば楽に生きられるのか、そして、楽しく仕事ができるのか。まずは自分を知り、どんな自分でも大切に思うこと。ここから始まるのかなと思います。
 
私は今は自分最優先で、自宅で好きなことを発信しながらシゴトをしています。シゴトと言っても、好きなことなので感覚的には遊びなんですけどね。内向型HSPである私にはとても心地よい方法です。

morinokotonoha ジブンの森

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