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HSPは仕事ができないわけではない 心地よい環境を自分でつくる

仕事をする笑顔の女性

HSPさんの中には「自分には仕事ができない」と悩む人が多くいます。私もその一人でした。私は内向型HSPですが、HSPだからと言って仕事ができないわけではないです。むしろHSPさんは仕事ができる人が多いと思います。でも、自分がHSPだと知る以前は仕事面でも人生においても「私には価値がない」と思っていたんです。

振り返ると職を転々としていた

人間関係もあまりうまくいかなくて、生きづらさも抱えていましたし、人生において「自分には価値がない」と思うことが多く、だからこそ頑張れば一定の成果を出せる(自分には価値があると感じられる)仕事は、私にとって最後の砦のようなものでした。
 
でも、そう思っても現実はなかなかうまくいかない。50代になって振り返ってみると、これまでに実に様々な仕事に様々な形態で携わってきたなと。
 
私の世代は、職を転々とする、短期間で変えるのは「良し」とはされない時代でした。ひとつの会社や職業を勤めあげてこそ一人前――― みたいな考え方ですね。だからというわけではないにしろ、頭のどこかで「ひとつの仕事を続けられない自分はダメだ…」って思っていました。
 
渦中にいるときはわからないのですが、今、「自分の世界」を創っていて見えてくるのは、仕事が続かない、仕事ができないのは、自分の価値や能力が無いからではないということ。
 
おそらくHSPさんは、人よりもより精度の高い仕事ができたり、精密な書類を一発で仕上げることができたり、お客様目線での接客に長けていたりするはずです。そう、決して「能力」の問題ではないと思うのです。
 
HSPさんが、仕事ができない、続かないと悩むのには別に問題があると思っています。

自分が心地よく仕事ができる要素を知る

こちらの記事で触れていますが、

【HSP適職】HSPの私がどうしても続けられないと思った仕事

内向型HSPである私自身が、今までにしてきた仕事、そしてその環境を分析してみて、これはどうしても続けられないと思ったのは、

・ 扱う商品をどうしても好きになれない
・ 人にお伺いを立てないと先に進めない仕事
・ ノルマ・競争のある仕事
・ 人の役に立っているとは思えない仕事

です。
 
逆に、ずっと続けてもいいなと思った仕事は、

・ 自分の裁量でできる仕事
・ 扱う商品(サービス)に想いがある
・ 得意なことを任せてもらえる
・ ありがとうと言ってもらえる(人の役に立てる)仕事

です。
 
でも、これらは渦中にいるときは気づけなかったんです。そういう余裕がなかったんですよね。人間関係とか、職場の雰囲気、自分の中の熱量と実際の仕事とのギャップ……。圧倒してくる目の前のものにとにかく対処するしかなく、根本的なところを考える余裕などない。そういうHSPさんは多いのではないでしょうか。
 
大切なのは、仕事の能力云々ではなく、いかに心地よく「自分の仕事」ができる状態かどうかだったんですね。私の場合、 自分が心地よく仕事ができる要素を客観的に知ることで自分が何をしていけばいいのか「道すじ」のようなものが見えたと思います。
 
HSPさんは、繊細なセンサーがキャッチした様々な情報を深く処理しています。ですから、それらを照らし合わせて物事を様々な角度から分析する能力も優れていると思います。できればそれを自分に向けて使ってみて、自分が心地よく仕事ができる要素を見つけてみるのもひとつです。

自分を信じる

今は、HSPに関する本やWebサイトがたくさんあって、「自分はもしかしたらHSPかも」と気づける人が増えていると思います。私自身も、そのひとりです。
 
HSPさんは、感じる力が強く、生まれながらにして繊細なセンサーを備えていますので、様々なことを捉え、さらに捉えた情報を深く処理し続けています。自分のことを考える前に他者の気持ちに気づき、目の前のごちそうを堪能する前に、忙しくて余裕を失った店員さんの心配をしています。
 
HSPさんはよく、「考えすぎだよ」とか、「そんなに気にしなくていいよ」とか言われると思いますが、考える考えない、気にする気にしないを意識してやっているわけではなく、それは例えるなら、瞬きをする、息をするのと一緒のことなんです。

どうしても察知してしまうし、感じてしまうから、それを「やるな」と言われても無理なハナシだな~と思ってしまうんですけど…。

これは、私が意識したことですが、何よりも自分を大切にすること。もうこれに尽きるなと感じています。自分を大切にするというのは、例えば、自分が感じたこと、やりたいこと、やろうと思ったことなど、まずはそう思った自分の気持ち、感情を最優先にすること。
 
せっかく「これがやりたい!」って半ば直感的に閃いたりして、ひとりワクワクと期待感でいっぱいになっていても、ほんのちょっとのこと、例えばそれに関しての噂レベルのマイナスな情報を見てしまったとか…、たったそれだけで「え?やっぱりやらない方がいいのかな?」なんて、急に気持ちがダウンしてしまったり。
 
また、ちゃんと自分の考えがあるにもかかわらず、人の考え方ややり方を否定することができない、自分の考えを通すことで嫌な気持ちになる人がいるかもしれない、傷つけてしまうかもしれないなど、いろいろ考えてしまったりして、表に出すことをやめてしまったり。
 

もっと自分を信じていいんだよ~

 
と、その頃の自分に言ってやりたい。
 
意外と一歩踏み出したら最初に自分が予想していたものとは違う結果(しかも予想よりも良かったり)になったりするんですよ。でもそれはやってみないとわからないですもんね。(←これ、自分にも言ってます^^)
 
これは私の話ですが、自分を大切にすること、そう感じた自分を信じてあげること、そして、一歩だけ「えいっ!」って前に出てみること、言葉に出してみること、文章にしてみること、伝えてみること、これらをやってみて、

あ、意外と大丈夫なんだ…

って思えました。あとは、その体験を積み重ねていくことで「大丈夫」が大きく安定したものになっていったと思います。

心地よい環境を自分でつくる

だからと言って、これを書いている今の私は相変わらず内向型HSPです。HSPだからこそ感じることというのは変わらずにあります。ですので、相変わらず人との関係には悩むし、多くの情報やエネルギーを浴びると脳が疲れ果ててぐったりもします。
 
以前と違うのは、なぜ疲れてしまうのか、なぜ仕事が捗らないのか、わかる自分が居るというところ、そしてそれをコントロールしながら仕事をしているところです。

▸▸ もっと楽に生きたい HSPとしての心地よい生き方と仕事

自分は何が好きで、何が強みなのか、そして、今の仕事の環境は自分にとって心地よいものであるか?どういう環境なら気持ちよく「自分の仕事」ができるのか?
 
すべての答えは自分の中にあると思いますので、まずは自分を知り、そして自分に応えていくことで、当初感じていた「仕事ができない」という考えも変化していくことと思います。
 
今までいろいろな仕事に携わってきましたが、最終的に私は「自宅でひとりで完結できる仕事」を選択しました。自分を知ることで、やっぱりこれが一番だなと思えています。
 
「自宅でひとりで」って書くとなんだかものすごく孤独のような感じがしますが、そんなことはありません。私はWebサイトやブログで自分の世界を発信していますので、今私の目の前にあるパソコンの向こう側に、多くの人を感じながら進めることができています。
 
ブログやWebサイトで、自分の世界――― 好きなこと、魂が喜ぶこと、情熱を傾けられるもの、強み、生きてきた履歴・経験… ―――を自宅で発信していきたい、できればそれがシゴトになったらいいなと思っている人を応援しています。

morinokotonoha ジブンの森

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