好きなことをして暮らす。
なんていい響きなんだろう。数年前の私には夢のまた夢でしたけどね。生活とほんの少しのゆとりのために毎日毎日朝から晩まで働いて、あの当時の私はきっと「好きなことってなんだっけ?」状態。40代からの女性の生き方なんて考える暇もなく瞬く間に過ぎ去りました。
今は豊かになりましたけど、生活することを軸にして生きてきたので例えば「夢」とか「趣味」とか「好きなこと」とか、将来はこんな風に暮らしたいとか、ほぼ考えませんでした。
そりゃ生きること、今日食べることに精一杯でしたから考えられるわけもなく。大変な時期は自分の生き方を考える余裕もないんですよ。
考えられるようになったのは、生活が豊かになり、時間もできて心にゆとりが生まれてから。
40代から50代、女性としてこれからどう生きるか?自分の好きなことをして暮らしたい。
漠然とそう思っても、いったい何が好きなのかもわからず、趣味もなく、次第にそれを考えることがストレスに。
やっぱり私は仕事に生きるのか?そう思っても、いろいろなことを選択する余地すらない状態で生活のために働いてきた私にとって「生活のため」という目的がなくなると、仕事をする意味がわからなくなってしまったんです。
結構40代の女性でこういう感じになる人って多いのでは?
例えば、今まで家計のため、子どものためにと働いてきて、いざ余裕ができると何をしていいのかわからない。好きなことをするとか、自分のために生きるとか言われても「私って何が好きなの?」という状態になってしまう。
もちろん、そうではない女性もたくさんいるとは思いますが。
自分の好きなことが迷わず言える人は全く必要ありませんが、私はそうではなかったので自分と向き合うことにしました。自分と向き合うといっても漠然とではなく具体的にです。
以下に挙げたものを徹底的に考え、一つ一つ答えを出していきました。
これらをできるだけ多く書き出す作業をして、自分の好きなこと、やりたいことを導きだしていきました。
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趣味は無いと思っていても、書き出す作業をしていると意外とあるものです。趣味とはまた違うなと思うものもありましたが、好きなこととして挙げていきました。
結構な時間が必要でしたが、最終的には「自分が心地よいと思える世界をブログ・Webサイトで発信すること」でビジネスにもつながり、好きなことができていると「やる意味」―― 目的ですね、これも見えてくるようになったんです。
これをやってみて思ったのは、
漠然と考えているだけでは何も見えてこない
ということでした。
自分の好きなこと、心地よいと思えることは把握しておいた方がいいです。そしてそれを人に喜んでもらうために発信すること。
よくライフワークって言いますけど、好きなことをライフワークにできたらきっと幸せですよね。でも、それって自己満足では続かないです。
例えば、料理が好きでも食べてくれる人がいなかったら作り甲斐がないですよね。自分の料理を美味しそうに食べてくれる人がいるからまた次も美味しいものを作ろうと思える。これって自然なことです。
食べ歩きだって、美味しいものに出会ったら人は誰かに伝えたくなるし、伝えた相手が喜んでくれたら自分もとてもうれしいです。意識して周りをみると、美味しいものを発信している人がどんなに多いことか。
食べ物だけなく、それはいろいろな分野で同じことが言えます。
人が喜んでくれたり、人の役に立っているという実感が、好きなことをライフワークにしてくれる、私はそう思っています。
もし、これを読んでいるあなたが今「やりたいこと」「好きなこと」が見つからない、わからないのだとしたら漠然とではなく、具体的に自分と向き合ってみるのもひとつですよ。
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